歯磨きと合わせてマウスウォッシュを使えば、効果的に口腔ケアができます。ただし、使い方を間違えると効果も半減してしまうので正しい使い方を心掛けましょう。
マウスウォッシュの役割
マウスウォッシュは別名洗口液とも呼ばれるもので、配合成分によって口中の雑菌除去や乾燥予防など効果が異なります。
フッ素が含まれているものは、初期の虫歯の補修や虫歯予防効果も期待できます。ブラッシングが必要な液体歯磨きは、一般的にデンタルリンスとして販売されています。
購入時には、マウスウォッシュかデンタルリンスかをきちんと確かめましょう。液体のマウスウォッシュは、歯の隙間などの菌にも届きやすいので効率良く口腔ケアができます。
口内に雑菌が繁殖すると虫歯や歯周病だけでなく、様々な病気の原因にもなります。健康維持の基本でもある口内環境の正常化もマウスウォッシュの役割です。
正しいマウスウォッシュの使い方
マウスウォッシュを正しく使うには、まずきちんと歯磨きをすることが大事です。歯磨きの代わりにマウスウォッシュを使う人もいますが、それは間違った使い方です。
ブラッシングで、歯垢や食べカスを除去した後の仕上げとして使いましょう。歯垢が残ったままでは最大限の効果が期待できないので、歯の汚れを歯磨きで落とした後に使います。
口の中の隅々までマウスウォッシュが行き渡るよう、ブクブクうがいをします。この時、喉でガラガラうがいをすると粘膜を傷つけることがあるので注意してください。
歯磨きの都度マウスウォッシュを使用するのが理想ですが、特に朝の使用で口内環境を整える効果があるとされています。
マウスウォッシュ使用後の注意点
マウスウォッシュを使用した後は、基本的に水ですすがずにそのままにします。どうしても刺激や味が気になる時には、少量の水で軽くすすぎましょう。
刺激が少ないタイプのマウスウォッシュを選ぶのも良いかもしれません。使用後は30分程度飲食を控えて、口内に雑菌が少ない状態を保つ必要があります。
虫歯の原因となる菌は糖質やタンパク質があるとすぐに繁殖します。口内環境を良い状態にするには、菌を減らした状態をできるだけ長く作ると良いと言われています。
マウスウォッシュは口に含んでうがいをするだけという手軽さで、口臭や虫歯などの予防効果が期待できます。
正しい使い方を心掛ければ口内環境の悪化を防げるので、歯磨きの仕上げにはぜひマウスウォッシュを使ってみてください。歯科医に相談はこちらからできます。